buildingSMART様は、建設業界におけるデータの共有化および相互運用を目的として、BIMのデータを流通させるためのファイル形式であるIFCの策定や標準化活動を行う国際的な団体です。その日本支部として活動されているのが一般社団法人buildingSMART Japan様になります。
建設産業に関わる方の意見をIFCの仕様に反映するため、賛同されている企業様が入会し、現状の会員数は160となっています。また、その活動は、委員会や小委員会、WG(ワーキンググループ)を中心として、その総数は38に達しています。(いずれも2021年8月現在)
本日は運営委員会で委員長を務められている山本様にお話をお伺いしました。
スマートコアを利用する前は、「会員企業」「会員企業の担当者」「委員会の所属者」の3つの情報をExcelで管理していましたが、会員数が増えるにつれ、会員の入退会や委員会のメンバーの入れ替わりの管理や、それぞれのリストの突合せが困難な状態となり、「会員情報の管理システム」を導入検討する運びとなりました。
はじめは「会員情報の管理システム」を検討しており、Excelに代わるデータベースのようなものを探していましたが、「法人」と「個人」を登録する、さらに「委員会」に所属させる、というシステムは、かなりハードルが高いように思えました。しかし、スマートコアはその要求に見事にマッチングしました。
会員制サイトを構築できる、ということも決め手になりました。会員制サイトがあることで、会員は自分の情報を見たり、イベントの申し込み後に自分で申し込み情報を確認したりできるようになります。会員制サイトがないと会員は事務局に問い合わせる必要が出てきてしまいます。
また、個人と法人、委員会の関連づけは他のシステムにはなかったので比較しづらいですが、料金面でもリーズナブルな価格で導入できたのはよかったと思います。
企業の担当者のリストを出す、会員の皆様にお知らせを送るといった時には、これまでExcelだと複数のリストから「検索」や「突き合わせ」を行う必要があり、手間がかかっていました。スマートコアを導入して、これらの会員管理に対する負担がかなり軽減されました。
委員会で一番活用している機能は「イベント」になります。スマートコアを使用するまでは、委員会の活動は「メーリングリスト」によるやりとりとなっていて、出欠席表を作成するにも煩雑な作業となっておりましたが、スマートコアを使うことでシステムから参加申込者の管理ができるようになりました。また、いつイベントを開催したかといった過去の情報を残せる点も便利だと感じています。
サポートについては、すぐに解決できない問題であっても、その都度状況をお知らせいただき、満足しております。
メッセージのやりとりはメーリングリストが残っている状態なので、積極的に「グループ機能」を使っていただきたいと考えています。
機能に対する要望もあるので、今後も機能を改善してもらい、便利に使っていければと思っています。
山本様、インタビューへのご協力ありがとうございました。
一般社団法人buildingSMART Japan様HP → https://www.building-smart.or.jp/※本ページの情報は取材時におけるものです。予めご了承ください。